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by
愛情~a story puzzle~
天にいた。





あたし達は継ぎ接ぎだらけの翼を背に




・・
それを追いかける。



手を伸ばし、背伸びをする。













‐悪魔の来日‐ あたし達の翼が壊れてゆく…






そして 耳元で囁く













[お前なんかに掴めるわけねぇだろ。]






あたし達が欲しかったのはそんな言葉ぢゃない。
















+。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。  





出演:いちご     
     
   ぁさがぉ 

   

+。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。  






























































































愛情~I WANT ONES WORD ~


あたし達二人の共通点‥‥
①さみしがり屋なとこ
②親がいないとこ
③孤独なとこ


はじめて会った時、あたしが感じた親近感を
いちごも感じてくれていたかなぁ?
ひかれあう磁石のように…でも決して互いに触れることのできない

天と地の様に……

この複雑な想いだけが残って行くだけなのかもしれない‐‐








あたしが家に帰るとまず最初に目にするのは真っ暗な部屋。
それはいちごも同じだよね。
スイッチを押して始めて灯がともる

(いちご今何しているのかなぁ?)
・・・・・・・・・・・・・・・・
小学校の頃、「家族について」の作文を書いたことがあった。
あたしは「家族について」なんて言われても、なんて書いたらあいのかわからなくて、クラスのみんなが嬉しそうな顔して書いているのをただただ見ていることしかできなくて……その授業が終った後、鉛筆が真新しいまま、始まった時の位置と同じ所にあったこと、結構ショックだった。
今も鮮明に思い出せる過去の1つ。。
























ジリジリジリッ……!!

「はうッ……!!」

ぁさがぉが慌てて辺りを見回すと、
目覚時計が自分の使命を一生懸命果たそうとしていた。

「あたし寝ちゃったんだぁ……」



今日は10月31日 ハロウィン
カレンダーには○が囲ってあり『いちご♪』と書いてある。
寝ぼけながらぁさがぉはケセにかじりついた。





パクッ・・・!!
(早く完成させないと・・・っ!)
















いちごとは孤児院が一緒だった。
やっと打ち解けてきたぐらいの時期
いちごは養子として引き取られていった。
あたしは親に捨てられてから周りの人がどこかに行ってしまうのが
怖くて怖くてたまらなくなっていたので、
いちごの場合も住所だけでもと言って聞き出し、手紙を送り続けていた。
そして今も、手紙は続いている。



ハロウィンは1年に一度。〈いちごに会える日〉兼〈いちごの誕生日〉
あたしの中で勝手に『strawberry. day』と名付けた。
10月31日はもちろんハロウィンってイベントがあるから、会う時は仮装するのがお決まり。


























朝食を食べ終わったぁさがぉはまた作業へと取り掛かった。
約束の時間は午後6時。  あと9時間。

(やっぱり服作りは難しいなぁッ!!  なんとか間に合うよね!?)
ガタガタガタッ・・・・・・!!
















































ぁさがぉのミシンの音が止まったのは午後4時。

窓の外は夕日が紅く燃え、現実を忘れさせるように綺麗な姿でリヴリー達を逃避させている。


「綺麗だなぁーw
ハッ!!あたしこんなこと言ってマッタリしてる場合じゃないよ!!早く支度しなきゃ!!」


ドタドタと家の中を走り回ること約30分。


「ふぅー!!よしッ!できたぁ♪ いちご元気かなぁ?」


満面の笑みをして「えへへw」と言った後







「/move 公園!!」


         バシッ!!









静かな公園の片隅へ飛んだ。
すでに夜になっていて目の前には大きな満月。
その月の中には、月を食べてしまったかのように小さく人影が映っていた。








「あっ!!いちっ・・・・・!!」



名前を呼ぼうとした瞬間、美しい歌声が聞こえた。























「いちご・・・・・??」






耳を澄ませば歌詞がわかる。
これは一番あたし達が辛かった時期・・・・一緒に作った歌だっ・・・・。
歌詞はとても人に言えるようなものではなくて、孤独感とか、憎しみとかがこもっていて・・・

ケド、メロディだけは光を捨て切れなかったあたし達の鼓動---- - - - -
































いちごは猫の仮装をしていた。
ぁさがぉの目に映るのは、悲しみに押しつぶされそうな野良猫・・


「いちごっ・・・」


歌が終わりいちごの元へ駆け寄るぁさがぉ。


「あっ!!ぁさがぉ・・・ッ」


いちごの目には涙のあとが残っていた。
目は真っ赤でやはり元気がない。
長く紅色のキレイな髪だけがういているように思えた。


「いちご・・・久しぶりだね。 歌そこで聞いてた。」


さっきいた場所を指差しながらぁさがぉは言った。


「そっか・・聞かれちゃったか。 ゴメン
あたし久しぶりにぁさがぉに会える日を泣き顔で・・・!
あぁ、文章もぐちゃぐちゃだっ・・・!!」


また涙をうかべ始めたいちごは、ぁさがぉにこれ以上情けない姿はみせないために背を向ける。









「なにかあった_??」


ぁさがぉはいちごの肩を優しく抱きながら囁いた。


「ううんっ。何もないよ。」


「嘘言わないでっ・・・・あたし、いちごのこと全部受け止めるから!!」



「・・・・・・・。ありがとう」








小さな肩が少し動いている。
ぁさがぉは目をつぶり前にいちごから貰った手紙を思い出していた。

☆:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:☆
ぁさがぉへ

こないだあたしを養子に貰ってくれたおじさんが他界してしまったよ。
大好きだったのに。
これからは一人ぼっち・・・・。
あのね。
おじさんがいなくなって、ふと気づいたの。
迷惑ばかりかけて、口ごたえばかりしていた。おじさんの考えに賛成もしていなかたし、素直になれなかった。
なんでかなぁ?ってよくよく考えたら、あたしおじさんのこと信じてなかったのかも・・・!!!大好きって言うのも、自分にとって好都合な人でお金をくれる人としか思っていなかったのかも・・・!!
そう思ったら、自分凄い汚い人間に思えてきてねッ__
引き取って、ここまで育ててくれたひとを信じてないなんてあたしゴミだなぁ。。って(笑

ごめん。凄く暗くなっちゃったね!!
じゃ、またね! 

 by いちご
☆:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:☆













































「ねぇ、いちご・・・」


「ん?」


「人って何で信じることを諦められないんだろぉ・・・?
あたし、人を信じること昔から怖かった。
信じてるよ。って言っても心の奥では、様子見とか、警戒とかしてたんだよね。
でも、やっぱり何かにすがりたくなるの。」


いちごはゆっくりと振り返り、ぁさがぉをみた。
(こんなことあたしは素直にいえないや。強いな。ぁさがぉ。)









「あたしが思うに、信じることを諦められないのは、きっと愛情に飢えてるからじゃないかな?
信じる=愛情をあげる人ってことでしょ?」


「なるほどぉ。。確かにそうだね」


ぁさがぉも深くうなずいた。
いちごは少し間をおいてからまたしゃべりだした。







「愛情・・・・あたしも欲しかったなぁ!
どんな・・ものなんだろ?  愛情って       
やっぱり、赤いのかなぁ? 」


いちごは目線を落とし、ギュッ!!と目を閉じた。
それをみてぁさがぉも目を閉じ過去を思い出す。


























消してしまいたい過去

 顔も知らない親

苦しかった幼少時代




(あたしの中ではもう整理できていることなのだけれど、やっぱり思い出すと苦しいなぁ・・・)



















ぁさがぉはゆっくりと目を開けた。
でも、その目には確かに輝きがあって、過去ではなく未来を見ていた。







「いちごっ♪」


今までの暗い雰囲気をかき消そうとぁさがぉはできるだけ明るい声を出した。
いちごはまだ暗い表情をしながらも、その大きな瞳をぁさがぉへ向けた。


「あのさっ!さっきいちご愛情ってどんなのだろ?って言ったでしょ!
今からあたしが見せてあげるよ!!」


ぁさがぉはニコッと笑うと鞄の中を探り始めた。
ゴソゴソ・・・


























「あっ!あったあったw」


そういってぁさがぉが取り出したのは治癒能力があるぁさがぉだからこそ持ち歩いていておかしくない医療用のメスだった。


「ぁっ、ぁさがぉいったい何するつもりなの?!」


不思議と不安がいちごの顔から読み取れる。


人差し指をだしながら
「愛情を見せてあげるカラw」






スッ・・・・・・・











一瞬にしてぁさがぉの人差し指から真っ赤な液体がフツフツと解放されたよに出てきた。










・・・イヤァ!!!!! ぁさがぉ!何してるの!?  ちょっ、血が!!」


「そんなにビックリしなくてもっ。大丈夫だから」
ニコッw



ぁさがぉの意外行動に驚き涙をうかべるいちごをやっとの思いで落ちつかせて、こうきりだした。


「いちごの探していた愛情はこれだよw」




えっ・・・?




「血って赤いよね。愛情と同じ色。
それであたし思ったの!!
愛情ってもしかしたらこの血液のことなんじゃないかって!
だとしたら、あたし達・もう愛情貰ってるよ・・・w
これがあたし達を生かしてくれているんだもんっ!
生まれたときから持ってるの・・・・・」




















「・・・・・・・名言だね(クス」


「・・・うん(照」









「ありがとう。ぁさがぉ・・・・」



































































ぁさがぉは恥ずかしそうに頭を上下に動かしてくれました。
あたしはやっぱり・・・うん。言わなくてもきっとぁさがぉには伝わってるはず。
ねぇっ。ほら!
こんなに近くにいる!あたしの近くにいてくれてる。
ぁさがぉは自分の言ったこと恥ずかしがっていたけど、あたし嬉しかったカラ(笑

今度会う来年のハロウィンは
カエルの格好なんかしてこないでねっ、ぁさがぉ!!(笑

    じゃあw  by いちご











――――END――――


































○あとがき
今回はめっちゃぁさがぉメインですね(笑
そしていつも通り暗いッスw
そして特別ゲスト!!いちごちゃーんw
可愛い②いちごちゃーん!!(キモ
ありがとうございましたw
私的な感情入りすぎてます。ごめんちゃい!!
ぁさがぉが姉さんキャラになってますね(笑
本当は妹的なのにねw
つーか小説アップするの遅いっていうね(笑
でも、一生懸命書いたから!!
コメント・感想待ってます!!






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妄想(小説)
by 芽きゃべつ
コメント(1) トラックバック()






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


 
無題
ウチのいちごちゃんを使ってもらってありがとうございました!
記念に今日ボイス日記に参加してもらおうと思ったのですが声をかけるのを忘れました。さいあくや。
僕らには愛情が流れているんですね。手の平とかに。ミミズだってオケラだってアメンボだってみんなみんな生きているんですね。あれ、なんかデシャヴ。
とりあえず、二十歳献血に行こうと思いました。






うん、コメントだとネタに走っちゃうから素の感想はまた明日話すね。
by メイコ EDIT
2006.12.10 Sun 19:15
 

プロフィール
HN:
芽きゃべつ
年齢:
33
性別:
女性
誕生日:
1991/02/18
職業:
高校生 アルバイター 
趣味:
映画鑑賞・鼻唄〈笑 
自己紹介:
こんにちゎv芽きゃべつだ!
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