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淡く 清く -透き通るように純粋に-
ある日。
「ララのみたいになりたかったなぁー。」
なぁーんて言われちゃった。
人に羨ましがられるのは、嫌ではない。
その場では、ヘラヘラ笑ってた。
うん。
笑えてたよね?
私、
そんなに幸せじゃないと思うよ。





「ねぇねぇー!!この服可愛くない?!
どう?似合う・・?」
亜由妃先輩が私に話しかける。
「ねぇー?ララ聞いてるの?」
「ふへぇ!?
ごめん!ボーットしてた・・///」
作り笑い。
「もぉー。ララは天然だなぁーw」
亜由妃先輩に頭を撫でられる。
亜由妃先輩は私よりも1つ年上。
中学の時の先輩で、いつも私を可愛がってくれていた。
「亜由先輩そのワンピース凄い似合ってますよぉー!!」
「ほんと?!w」
「うん!フリルが先輩に良く似合ってますw」
「えー!じゃぁ買っちゃおっかな!?
こないだお給料貰ったばっかりなんだぁー!」
「じゃぁ、買っちゃいましょー!!」
私は亜由先輩の背中を、レジへと押してった。
ハッ。

「ララ今日は付き合ってくれてありがとう!!
今度のデートこれ着ていってみるね!!」
「まじですかw先輩襲われないように気をつけてくださいねぇー!!(笑」
「あははっ!
じゃぁ、またメールするね!!ばいばーい!!」
「さようならーw」





ふぅ。。
私には姉がいて、なかなか親の目は妹の私には向かなかった。
いつも新しいコトをやるのは早く生まれた姉のほうだったから。
だから、少しでも自分を見て欲しくて、私は姉よりも勉強して、
近所の人にもいい顔をして、いつもいい子でいるように努力した。
努力は報われて、親は私を見てくれるようになった。
見てくれるようになったと思っていた・・・。

「ただいまぁ。」
「遅かったわね。」
「先輩と遊んでたの。」
「そう。悪いことととかしてないでしょうね?
成績下げないようにしなさいよ。」
「うん。大丈夫だよ。」

限界だ。
勉強だけの期待も。
いい子でいなきゃいけない。という鎖も。
13年間の私は、誰だったのか。
もう、重たくてしょうがない。


瞬時にいい子ぶる演技を見につけた私。
仮面が、日をおうごとに増えた私。
自分が嫌いな私。
さようなら、私。

新しい自分になりたいな。



-それに気づけた私は強くなれる-
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妄想(小説)
by 芽きゃべつ
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プロフィール
HN:
芽きゃべつ
年齢:
33
性別:
女性
誕生日:
1991/02/18
職業:
高校生 アルバイター 
趣味:
映画鑑賞・鼻唄〈笑 
自己紹介:
こんにちゎv芽きゃべつだ!
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