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愛情の絆~a story puzzle~
愛情の絆~a story puzzle~

●出演 利緒
 
    チャマス  
   
    需紅
  
    ぁさがぉ






















ここは私立麟音学園

至って普通の学園です



朝の清々しい挨拶.
教室から溢れる笑い声.
生徒と教師の心温まる熱い信頼関係.
深い友情.
そして甘酸っぱい恋ッ………!!!!





























なぁーんてね

そんな青春ドラマの学校のようにはいきません。

1.朝の清々しい挨拶。
そんな[清々しい]なんてつけれるような挨拶してません。
朝は門に先生方と召使いがざっと見50人がズラリと並び、
生徒達をお出迎え。
『おはようございます。今日もご登校いただきありがとうございます。』

ふざけないでください。



2.教室から溢れる笑い声。
いやいや…これはない。
僕のクラスには笑い声というより、先生方の生徒に媚びた作り笑いしか聞こえません。



3.生徒と教師の心温まる熱い信頼関係。
これは先ほども言ったように先生方が生徒に媚びてるだけですから。
むしろ、お金で繋がってる信頼関係と言えるでしょう。



4.深い友情。
これもまた微妙です。
親同士の会社の契約やなんかで仲良くする友達が決まりますし、会社が対立すれば僕らも対立し違う子と話します。
つまり、僕らは小さな会社。
学園全体の友好関係を調べれば、その生徒の会社の友好関係もお見通しってことです。



そして最後の…
5.甘酸っぱい恋。




許嫁がいます。

























というわけで、僕はこの学園が嫌いです。
みなさんもこんな学園嫌でしょ?
生徒や先生はみんなロボットのよう。
人の温かさが全く感じられません。
実際僕も人間と話しているように思えませんし、思ってません。


僕らは親の駒じゃない。
心をちゃんと持っている人間です。
人の自由は誰かに奪われていいものじゃないんです。





だから僕は決意しました。












ここを飛び出そと。


















愛情の絆


























4月1日
深夜11時59分
僕は屋敷に置き手紙を残し家をでた。



その時まではこの置き手紙が嘘ですが、
僕が屋敷の敷地から出る頃には、置き手紙は真になっているでしょう。








誰もいない
真っ暗な道を旅行用のキャリーバックを持って歩いていく。
ガラガラというローラーの音を連れて、どこに行こうか迷いながらフラついでみた。

普段移動はいつも車でこの辺の道もほとんど歩いたことがなかったため、僕はちょっと感動した。



「フフッ…♪」




屋敷を出られたことと自分で好きなところに行けるのだ。ということを実感していた。









「だいぶ歩いたなぁ。」
見覚えがない小さな噴水のある公園。
(確か僕の屋敷の近くにはこんな公園なかったはず…)








小さな公園には小さな街灯が1つ。
光には沢山の小さな虫達がたかっている。





「ねぇ、ねぇ。」
突然誰かに背中をつつかれビックリした。
恐る恐る後ろを振り返ると、そこには………




「……………誰ですか?;;」























そこには桃色の髪の女の人と金髪の女の人。それとメッシュの髪をした男の人。
全員‘超’がつくほどの美男美女だ。

「あ、あのぉ…僕に何かようですか………??」
内心僕すごく焦っていた。一様、大企業の1人息子である。裏の世界の奴に狙われるくらいのことはやはりどこの会社もやってる訳だから、今こうやって僕が1人でいることは明らかに危ない訳で……襲われてもおかしくない訳で……







((ドキドキ……))

「君さぁ、こんな時間に何やってるの?」
桃色さんが僕に質問する。
「えっ……;何って;;あなた達は何してるんですか?」
僕は白々しく話題を相手へと変更させる。
「あたし達は部活帰りなんだよぉ。ねっ!チャマスちゃんww」
桃色さんが金髪さんに話しを振る。
「うんっ!!そぉーそぉー!!それより君こんな時間に1人でいたら危ないよっ!!0時回ってるしー。」
「はぁ……;」
僕は困った。
家出してきたなんて言えないし、じゃあ帰ります。なんて適当なこと言えないし…。
「まあまあ。彼にもいろんな訳があるんだよ。ぁさがぉ.チャマス。」
((メッシュさんっ、ナイスです!!))
「需紅君………。わかったぁ。」
(桃色さん切り替え早っ!!)
僕はこの人達が温厚な性格でよかったと胸をなで下ろした。
「で.もっ!!!」
桃色さんが僕に近づきながら言う。
「あたしさぁ、君のこと気になって声掛けたのもあるけど、本当はあたし達の部活に勧誘するために声掛けたのっww」
「ええっ!?!?」
桃色さんの顔がすっごく近かったのもなるけど、いきなり部活とか言われて僕はビックリして後ろにあった公園の入り口の手すりにぶつかってしまった。
「痛っ………!
部活って?!いっ、いきなりですか!?」
僕は挙動不審。
「おいっ、ぁさがぉ!なんでいきなり彼を部活に入れようなんて…!?」
「そうだよ、ぁさがぉー!」

「2人共!!!この子の顔とスタイルみて!!!超美形ww絶対指名取れるッw」
桃色さんはいいものでも見つけたように満面の笑みで僕を指差し言った。
「しっ、指名???」
もっと挙動不審になる僕。
「んんー??」
「えっ!?みせてみせてっw」
今度は金髪さんとメッシュさんが僕の顔を覗きこんできた。
「えっ……おわぁーっ!!」

「へぇー。なかなかじゃん♪ぁさがぉが言うだけのことはあるねっ。」
メッシュさんは僕の顎に手を当てて少し持ち上げながら妖艶に笑った。
((ひぃぃぃぃ!!!!//))
美形の顔+こんな風にされたら男の僕だってドッキドキだ。
「でしょww」
桃色さんはメッシュさんにニコリとした。
「ふぅーん♪君免疫ないんだね。可愛いなぁー!」
金髪さんがいつのまにか僕の手すりの隣に座っていた。
「わわっ……!!!;」
僕はとっさに金髪さんから離れようと、金髪さんとは逆の方向に引いた。
「大丈夫っ!チャマ先輩が手とり何とり教えてあげるって♪」
すごいことを言いながら金髪さんは綺麗な笑顔を僕に向けた。
不覚にもその可愛らしさにドキッとしてしまう。
「あっ……//えっ??あの、僕まだ入るなんて言って「明日の朝8時!またここに来てねw逃げちゃやだよっ!えーっと……?」
「あっ、僕利緒です。」
さっき話を遮られたにも関わらず僕は素直に答えてしまった。
「そっかぁ、利緒君ねwじゃあ、明日の朝8時!忘れないでねっ!!おやすみぃー」
桃色さんは無邪気に笑いました。
その笑顔にドキドキして胸が熱くなりました。
僕は…僕は………















風邪でも引いてしまったのでしょうか……?





























次の日の朝。
僕は素直に来てしまった。
昨日の公園の前に立ちすくむ…
本当自分でもこの素直さがイヤになる。
本当なら今頃電車に乗ったりしてもっと遠くに行けてるはずなのに…
父上に見つかったら連れ戻されるに違いない。
それだけは勘弁だ。だって僕は………

「あっ!!本当に来てくれてるよぉ!ほらw」
見覚えのある声が聞こえてきた。
「あっ。おはようございます。」
パタパタと一番に走ってきたのは桃色さん。そのあとに金髪さんが走ってきた。
「おはよぉ、利緒君w本当にきてくれたんだね!ありがとう!凄く嬉しいww」
桃色さんはまた僕をドキドキさせる笑顔をする。
(やっぱり風邪引いたみたいだ…)
「ぁさがぉー、早いって!朝なんだからそんなに走れないよっ!!」
「あっ、ごめん;」
桃色さんは申し訳なさそうに言う。
「おはよー利緒!」
「おはようございます。」
金髪さんにも挨拶をして2人に付いて歩き出す。

「あのぉ……どこに行くんですか?」
僕は言った。
「どこって学校に決まってるじゃん!!学校に行くのは生徒の義務だしー!それにあたし達こうやって制服着てるじゃん!」
金髪さんはそう言って制服のスカートをひらひらさせた。
「あっ、本当だ。……気づきませんでした…。」
「利緒君ってちょっと天然?((笑」
桃色さんクスリと笑った。
「なっ…!そんなことないです!//
それより、僕制服着てないけどお2人学校に入れるのですか?」
「ああ、そのことなら気にしなくて大丈夫だよぉwあたし達が言えば先生も何も言わないよぉ。ねぇーチャマスちゃんw」
「うんっ!!そぉーそぉー!」
「へ……??」
なんで一生徒の言うことがすんなり先生に聞き入れられるんだ?そんな僕の疑問はこの後すぐに解決することになる。
























お2人学校が見えてきた頃から、お2人の学校に通う生徒さん達がちらほらといて、必ずお2人に挨拶していた。
不思議だ……。
(お2人はこんなに沢山友達がいるのか…)
僕は納得して感心した。



「ぁさがぉちゃんおはよー!!」
「おはよぉw」

「おはよう、チャマスちゃん!今日も可愛いね!」
「本当ー!ありがとう!」

本当にお2人とも友達が多い。
結局学校につくまでずっとお2人は声をかけられ続けていた。





門前

「おはよう!」
「「おはようございまーす。(ボソ」」
「もっと大きな声で言わんかー!!!」
「うわっ朝からうざいよ!早くいこぉー。」
「うん。」
只今2人組の女生徒が校門にたって今先生に怒鳴られています。
(うーん♪普通の学校って感じでいいなぁ!)
僕は嬉しくなった。

「先生ー、ぁさがぉちゃんとチャマスちゃん来てるよー。」「なぬ!本当か!?」

ちょうど先生の前を通っていく僕ら。
スタスタ……
「あ!おっ、おはようございます。ぁさがぉ様、チャマス様!!!」















えっ……;

















「「おはようございます。先生っ。」」

違和感なく2人は挨拶仕返す。



































((えぇぇぇぇぇぇェ?!?!?!?))←声に出ない心の叫び。



僕は普通の学校に来れたと思ったのに!!ここでも先生が生徒に様付けだなんて!!!有り得ないィ!!!
しかもなんでお2人だけっ!?





「あっ、お待ちください!」
「ん、なあにぃ?先生?」
桃色さんは先生の方に向き直って首を傾げた。
「あの……その後ろに連れている子は………」
先生は僕を指差しながら言う。
ほら、やっぱり言われた。
「ああっ!この子ねw利緒君っていうの!この子今日から‘sugarsweet’に入れるからっ♪」
「あっ、そうだったんですかーあはははは………ってえぇぇぇ!?!?」
先生は大袈裟にビックリした顔をした。


しかし、その先生のリアクションを見ずに僕達はスタスタと五月蝿い先生を置いて進んで行った。
(先生…リアクションがベタです……;)


「‘sugarsweet’に久しぶりの新人だ……!!!!!」
先生は慌てて職員室に向かって走り出した。

その後、その先生が職員室の先生方に言い広め、
しかも校内放送にまでされていたらしい。





そして
時間は僕らの方へ戻る。




「あのぉ…僕お2人に聞きたいことが山ほどあるのですがよろしいですか?」
学校の広い校庭の真ん中を突っ切って歩いている時、僕は前を行く2人を止めて話しかけた。
「えっ?聞きたいこと?なにー?」
金髪さんが振り向く。
「あのっ、えっと……まず、僕お2人のお名前をまだ知らなくて…
っと……その……;」
今更になって名前教えてください!なんて単刀直入に言えない僕はもじもじしてしまった。
「あぁー!!そっか!そーいえばあたし達自己紹介してなかったんだよねぇー!!ごめん、ごめん(笑)
あたしの名前はチャマス!!チャマ先輩って呼んでもいいよん♪」
チャマスさんはニカッと笑ってくれた。
「じゃあ、チャマスさんと呼ばせて貰います。」
「あっ、利緒乗らないのね(笑)」
「はぁ……?」

「利緒君、利緒君!あたしの名前はぁさがぉっていうのっw
よろしくね!」
ぁさがぉさんもにっこりと笑いました。
「はい、こちらこそよろしくお願いします。」
僕はペコッと小さく頭を下げた。
「んで利緒!他に質問はぁ??」
「あー、えっと……昨日のメッシュさんは今日どうされたのですか?ってきりお2人と一緒に来るのかと思ってて…。」
「あぁ、需紅君のこと?
需紅君は今日部活で早朝会議があって、その議長勤めなきゃいけなかったから来れなかったのw
本当はチャマスちゃんも行かなきゃいけなかったんだけど、あたしも一緒に利緒君迎えに行くよー!!!って言ってわざわざ付いてきてくれたのwwチャマスちゃんいい子でしょw?」
「へぇー、部活の……。
でも会議がある部活って一体どんな……??」
「ンー、あれっ?利緒には話してなかったけ?」
「えっ?はい、何も聞いていませんが……??」
「あちゃー;
でもっ!!まぁー大丈夫だよ♪あたし達の部行けば、絶対気に入るってーwさっ、早く行こぉ!!」
チャマスさんは僕の背中をぐいぐい押しながら前進していく。
「うんっ!そうだよぉw絶対利緒君も気に入るっw」
隣でぁさがぉさんも微笑みながら言った。
「本当ですかぁー!!??」
前、指名とかなんやら言ってたし、なにか怪しいところじゃないだろうなぁ?と僕は思った。









それから僕らはいろいろと自分達のことを話した。
何が好きだとか、何が嫌いだとか、趣味とか……

3分ほど歩くと僕らはもりもり茂った木々たちの中にいた。
「こんなところに部室があるんですかぁ??」
僕は怪しまずにはいられなかった。
「あっ!利緒君疑ってるでしょぉ!!本当にあるんだからぁ!」
ぁさがぉさんはプーと顔を膨らませた。
「ぁさがぉ!利緒!着いたよっー!!!」
目の前にあった大きな木の枝をグイッと動かして見るとそこには…………ッ!?!?!








































































「おっ、お城ぉォォぉぉぉおおッーーーーーーーーーーーーーーーーー?!?!?!?!」



















まままままままままっ、まさか森の中にこんな城がたってるなんて!!!!!!
美女と野獣かッ!!∑いやいや、ここってディ〇ニーじゃないですよねぇぇぇ;;;;;(((滝汗

僕は動揺した。
果てしなく動揺した。
この人達に出会ってから一番動揺しているだろう。




「あっ;あっーーーー………えっ???(笑)」
「あはっww利緒君ビックリしすぎだよぉww」
ぁさがぉさんは僕をみて爆笑した。
「本当、利緒は面白いなぁー!!!w」
チャマスさんも大爆笑であった。
「そっ、そんなこと言ったって、こんな山奥に城があるなんてっ!!誰がみたってビックリしますよー!!!!」
こんな興奮したのは久しぶりだと思う。
「そぉーかなぁ?(笑)」
ぁさがぉさんはまだクスクス笑っていた。
((いやいや、ビックリするって;;))
「この城どうしたんですか?」
「えーっとねぇ……、最初は普通に学校の一室で部活やってたんだけど、だんだん知名度も上がって人が増えてきて、不便になったからこの校庭の森の中に作ったんだよぉw
森の中のお城って憧れでしょ?w」
ぁさがぉさんはにこっと笑いました。
「でも、この城を建てるお金はどーしたんですかぁ?!
まさか強盗とか!?」今や僕の頭は非現実的に混乱していた。
「んなわけないじゃない!!そんな非現実的なことやんないし、やってたらあたし達ここいないと思うよー。」
チャマスさんは的確なツッコミをする。
「あははっw利緒君大丈夫?(笑)
お城は今までの部活で稼いだお金を注ぎ込んだのっ!
凄いでしょ??ww」
「えっ?!部活で………稼いだ………???」
「そうっ!!稼いだのっー!!」
チャマスさんがこちらにピースをしている。
「………ぁさがぉさん達がやってる部活って一体………?」



「「ふっふっふっ………」」
((ゾクッ……))

「お客様を楽しませたり、幸せな気分にするのがあたし達の部活動。
接客する側には男の子・女の子両方いるから、例えるなら、ホストやホステスのようなものw」

「楽しいおしゃべり・甘いお菓子。
そして、どんな甘いお菓子よりも、麗しい花よりも、ひときは輝く美男美女達。
夢が現実か疑わしい我が部を人々はこう呼ぶ…………っ!」










「「sugarsweet」」
















































僕の名前は利緒。
現在家出中。
変装のため伊達眼鏡をしています。

僕は異世界にきてしまったのでしょうか。
ここはどこなのでしょう?
学校ではないことは確かです。
きらびやか過ぎてます。
いたるところにある装飾品。
黄金のランプ。
たぶん有名な人物であろう人の全裸の銅像。
色とりどりのバラたち。
いやぁ……僕がいた屋敷と同じくらい金掛かってますよ。
本当。

しかしそれよりも僕が眩しく思うものがあります。
美しく、きらびやかで華やか。
眩しいです。
本当眩しすぎです。
えっ。
何がって?
はぁ……
答えるまでもありません…。


彼らです……((汗










「やぁ姫っw今日も美しいねっ!………そんな姫が俺に毎日会いに来てくれるなんて嬉しいなっww」
需紅さんはお客様(女)の両手を握って耳元で囁いています。
「そんな……//需紅君////」
あーあ。お客様は真面目に喜んでいるみたいです。需紅さん……
あなたがこの部活のNo.1の理由が少しだけ理解できます。
だって…
需紅さん…あなたは本当眩しくてかっこいいのですから。


そしてあちらでは…
「王子ーwあっちで一緒に紅茶飲まない?ローズヒップの美味しいのがあるんだっ!!
アッ!でも……お菓子は王子の楽しいおしゃべりがいいなーw」
チャマスさんはお客様(男)に小悪魔なウインクをしてニカッと笑いました。
「チャマスちゃん////可愛過ぎたぁ…………!!!!」
お客様(男)はチャマスさんの小悪魔な魅力に取り付かれているみたいです。
僕はそんな彼を軽蔑した目なんかでは見ませんよ。
だって本当にチャマスさんは可愛すぎなのですから。
ほら。周りのお客様(男)だって鼻血拭ってるじゃありませんか。
さすが部活のNo.2ですね、チャマスさん。

そして、今僕の後ろで桃色の柔らかい雰囲気を放っている方も凄いのです。
「えへへw王子は本当に優しいんだねwいろんなこと知ってるし尊敬しちゃうなぁー。
あっ、ほっぺにクリーム付いてるよw」
そう言ってぁさがぉさんはハンカチでお客様(男)のクリームを頬から取りました。
「あっ、ぁさがぉちゃん…ありがとうっ!/////」
「はいっww」
にこっと優しく微笑むぁさがぉさんにお客様(男)達は………
「もっ………萌えぇぇぇぇ!!!!!!////」お客様(男)は萌え病にて行き倒れしました。
「あらら…;(笑)」
ぁさがぉさんものんきなもので、それを眺めているだけで助けようとはしませんでした。
まあ、それはそうですよね。
本当には死んでいませんもん。
ぁさがぉさん。
ぁさがぉさんが部活のNo.3だってことよく理解できました。
可愛いです。


そして僕の目の前には……

「そんなに見つめないでください;
僕の顔に何かついていますか??」
キョトンとして頬を手でさすった。
「いいえっ//何もついてないよっ!!
あの……//その…//だって、利緒君……凄く格好いいんだもん……っ///」
お客様(女)は顔を真っ赤にしてこちらを見ました。
「本当っ//‘sugarsweet’に久しぶりの新人さんが来るって聞いて凄くビックリしたけど、こんなに美形だなんて……//素敵だわぁ……w///」
違うお客様(女)が僕の顔をみて夢見がちに言いました。
「女の子のように美しいですぅ///」
また違うお客様(女)が僕に言いました。これは、なんと返せばいいのでしょう;?えーっと………;
「ありがとうございます。ですがみなさんの方が可愛く美しいですよw」
ついでににこっと笑っておきました。
すると……
「「いやぁーー/////胸打ち抜かれるわぁーw/////」」
「利緒君に溺れるぅぅ//////」
などと叫んで大興奮しました。
複雑ですが喜んでいる頂けたのならそれでいいかな。と思いました。



「利ー緒っ!!
最初から凄い人気じゃないかっ!良かったな♪」
「需紅さん!」
いつの間にか僕の後ろに立っていた需紅さん。
今日の部活はこれで閉店だと伝えに来てくれました。
見ればお客様達はゾロゾロとこの部屋をあとにしています。
「あたりまえだよぉ!利緒君はあたしが目をつけたんだもんっ♪」
ぁさがぉさんも接客が終わったらしく会話に参加しました。
「僕はもう疲れましたよ……;あんなに周りでキャーキャー言われたのは初めてです;」
「あははっ!そーなのか?利緒ぐらいの美形だったら学校でもモテモテなんじゃないのかっ?」
「そんなことないですよぉ。それに第一僕には許嫁がいますし。」
「えっ……?許嫁……?;」
需紅さんは少し困惑しているようでした。
「利緒君のうちって一体……??」
「僕のうちですか?えーっと…。
あっ、あれです!!」
僕はたまたまついていたTVを指差した。

[新しいニュースをお伝えします。
昨夜の午前0時、あの世界的に有名な財閥の一人息子、
利緒様が姿を消してしまいました。
朝になって置き手紙があることに気づいたそうです。
置き手紙には家を出ていくとだけ書いてありました。
財閥の社長、利緒様のお父様は警察に何がなんでも探し出すよう言い、探し出したものにはお礼をすると言っています。
今も上空からはヘリコプターで、地上からはプライベートポリス500人が利緒様の行方を追っています。

利緒様の特徴は次の通りです。
ふわふわした金髪の髪に女の子のような美形の顔。
体はやや痩せ気味だそうです。
次のニュースで………]













「うわっ、僕犯罪者みたいになってますね。ハハハ(笑)」
僕は能天気に笑い流した。
「利緒………これ笑いごとじゃないだろ;」
「利緒君……
利緒君は………
凄い有名な人だったんだねぇww
ビックリしちゃったぁ!!(笑)」
ぁさがぉさんも能天気に笑い流してくれました。
「なっ!!ぁさがぉっ!!笑いごとじゃないだろ!!利緒はどーするんだよっ!!
このままじゃ……!!」
バンッ!!!
「ねぇっ、みんなっ!!!!!」
ドアを激しく押し開けてとても焦った表情のチャマスさんが入ってきた。
「外っ!!外みて!!!警察がいっぱい外の森にいるんだよー!!!!;;」
「うわっ;本当だ!!」
「えっ!?もう居場所がばれてしまったんですか……?!」
((流石世界的に有名な財閥のプライベートポリス。
人1人見つけだすのは分けないか…))
「っしょと……。」
僕はふあふあのソファーから重い腰を上げて、身支度を始めた。
「ちょっと、利緒何してるのー!?」
チャマスさんが言う。
「僕がここにいたらみなさんにまで迷惑かけてしまいます。だから僕はここを出ていきます。」
いつになく真剣な声でみなさんにはっきり聞こえるように僕は言った。
「そんな……利緒…出て行かなくたってっ!」
需紅さんが言う。
「………でも僕は…。僕は人の温かさや、自由になりたくて家出をしました。
みなさんに会えて、短い間でしたが人の温かさや自由を感じることができました。
あの夜…僕に声をかけてくださって嬉しいかったです。
人生始めてのホストも楽しかったです。
もう充分です……。
僕はどこかでどうせ戻らなくてはいけないのだからと諦めていた部分がありました。
現実をみないといけないという感じでしょうか。
一時の夢が欲しかったんですよ。
きっと………。
だからもう充分です!
ありがとうございました。」

話している間に荷物もまとまり、キャリーバックの蓋を閉めた。
「では、僕はこれで……。お世話になったみなさんには後でお礼の品を送らせていただきます。
短い間でしたが本当にありがとうございました。
みなさんのことは一生忘れません。良ければ僕のことも覚えていてください。
でわ……。」
僕はみなさんに背を向けたまま部屋のドアノブを掴んだ。
ここで振り返ったら、僕はここにいたいとすがりついてしまうから。
現実の中の僕をもう探し出せなくなるような気がして怖かったから。
居心地のいいところに、僕はいちゃいけないんだ。










「……利緒君はさぁ」
今まで黙っていたぁさがぉさんが急に口を開いた。
「利緒君はさぁ……








なんでそんなに強がってるの?」

















----強がってる?







僕は強がってる?--









「利緒君を見てるとね、なんだか仕方ないからって諦めてるように見えるの。
あたしには利緒君みたいに大きな責任感とか背中にないからわからないけどさ。
利緒君はそれ意外のものも背負いこんでて、とても苦しそうだよ。
もっと気を楽にして。
利緒君の背負ってるもの、あたし達にも分けてよ。
話してよ。
利緒君の淋しい気持ちも、辛い気持ちも、苦しい気持ちも。
周りに人がいなくて1人で悩まなきゃいけない状況に利緒君はなってないからね。
あたし達がいるからね。」
真剣な眼差しが僕の背中にズキズキと刺さっては心を揺らす。
辛いことも、苦しいことも…いつしか心の中に閉じ込めて感じないようにしていた。
新しく飛んでくる痛みも、全て……
全て、この手の中で燃やして灰にした。無かったことにしていた。



感じないように

出来るだけ感じないように








でも、今回の家出で僕の得意技はあっさりとどこかに吹き飛んでしまった。

僕は今どうしたらいい……?





振り返ったら………



































「………ごめんなさいっ!!!!!」

ガチャ!!

力の入らない手に、出来るだけ力を入れてドアノブを回した。
自分が振り返らないように
みんなが引き留められないように

全速力で走った。
走ると、走った分だけ背中に黒い得体の知れないものがのしかかる。


重い


重い








眼球から溢れる液体が邪魔だった。
こんなもの早く枯れてしまえばいいのにと思った。








僕はどうしてあのとき“さようなら”を言わなかったのだろう………?









城の玄関を走っているスピードのまま勢いをつけて開けた。
バンッ!!!
「利緒様っ!!!!!!」
「ハァ……ハァ……………ハァ……………」
城の玄関には、先程森の入り口にいたはずのプライベートポリスがいた。
僕は上がった息で絶え絶えに言ってしまう。
「ハァ……ハァ…っ帰るぞ…………。」
「「「……ハイッ!!!」」」






帰る。
どこへ?








僕の
現実へ。

















「「「ちょっと待ったぁー!!!!!」」」


バリンッ!!!!!!!!!















ガラスの割れる音が僕の頭上で響き渡った。
見上げると。

ぁさがぉさんとチャマスさんと需紅さんが2階の窓ガラスを突き破って、ガラスの破片と一緒に舞い降りてくる。
そのときの3人を僕は一生忘れないだろう。

「ねぇ…正義のヒーローはいる…………?


3人は僕とプライベートポリスの間に着地して叫んだ。
「「「達を連れすからっ!!!!!!」」」



















僕を
是非
連れ戻してください





















僕があの日
家出したのは間違いじゃなかった。



ありがとうと言ってみる。
ぁさがぉさんは「えへへw」と笑い。

チャマスさんは「いーえw」と笑い。

需紅さんは「当たり前だよっ!」と笑う。





‘当たり前’が永遠でなくてもいい。
あのとき、‘さようなら’を言わなくて良かった。




僕が次に‘さようなら’を言うときは、裏に‘ありがとう’の言葉を添えて
言います。












僕とHEROたちの虚構紀行))

fin

















































●あとがき
お久しぶりです!芽です!(きゃべつはスープの具になりました笑)
最初に、本当にUPが遅れてしまってスミマセン!!
確か1年以上前にモデル募集しましたよね(滝汗
スミマセン!!スミマセン!
殴ってください!!orz
今回出演してくださった利緒様!チャマス様!需紅様!
本当にありがとうございました!!
みなさんの協力あって「愛情の絆」という作品を完成させることができました!!
しかも、芽はみなさんをホストなんかにしたりして、しかも窓から飛び降りさせたり・・・・色々動いてもらい、芽の妄想につきあってくださり、本当にありがとうございました!
この豪華キャストに芽は嬉しくて嬉しくて・・・・!!(泣
みんなかっこいいよぉーん・・ww(変態め


さてさて、アトウサン今回の作品の説明を・・。(ビークルの初回DVD見たばかり笑
今回は、芽がリアルに大切な人たちへ向けた小説という形になりました。
利緒君の最後の方の心境に芽の心境も織り交ぜつつ演じていただいきました。もっとも、利緒君は何をやってもカッコイイのですが・・・wうへっ☆(キモ!
小説内の利緒君のように、ぁさがぉやチャマスちゃん、需紅君のような周りにいてくれる状況がある人は世の中でもごく一部なんじゃないかと思います。なんとなく。
人の孤独はなかなか拭うことはできませんよね。
もし、そんな心の人にちょうどよく正義のヒーローが舞い降りたら、
その人の心は浄化されて「時」をもう一度進めるとこができるような気がします。
そんな人に出会えたらよかったのになぁー。なんて笑
芽の望んだシナリオを利緒君たちに演じてもらった感じです。

そして!今回芽の夢が詰まった学校にホスト部がある!という設定!!
メッチャいい!!ホスト部欲しい!
むしろ桜欄ホスト部が出張ホストしに来て欲しい!!ま・じ・で!!(笑
きゃふぅぅーいww(壊れた

って、芽が壊れてしまったのでこの辺でw
よろしければコメントを下さいw(笑
首をながぁーくして待ってたりしますw(笑
本当にありがとうございました!!
by芽(きゃべつ笑)
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妄想(小説)
by 芽きゃべつ
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短い愛~a story puzzle~


短い愛~a story puzzle~

●出演 蓮華草
    
    ぁさがぉ
   
     
























あぁ、、俺はまだ生きてる
外は大雨で人影一つ見えない庭
でも、もう一生外に出れない俺には関係なくて……
このまま雨が止まなければいいのに。
みんなみんなこのまま大切な人にも会えずに一人家の中で一生を過ごせばいいのに。







そしたら俺は「普通」になれるのに……







短い愛




この部屋は嫌いだ。だって、薄暗いから。
今日はたまたま雨だけど、晴れててもここは薄暗いから。
ここに来てから二週間。

なんにも良いことはおきやしねぇ。


なんでこうなった……?





------------------

「先生っ!息子は助かるんですかっ?!お願いです!息子を助けてくださいっ!!!!!」

「お母さん!落ち着いてくださいっ!!君は私が責任をもって助けますからっ!!」







「ゆず先生!蓮君っ、呼吸停止しましたっ!!!」

「くそっ!
お母さん!蓮君を必ず助けると約束します!!」

「先生っ!!!!」

…………。




助けてくれなくても良かったのに、どうせ死ぬんだからさっ………




----------------



「蓮……気分はどいかしら? 食欲ある?林檎買ってきたんだけど……」

「悪い、今そんな気分じゃないわ……」

「そう…じゃあ、剥いて此処に置いておくわね。気分が良くなったら食べて…」

「あぁ…(まぁ、この気分は死ぬまで良くならないと思うけど…)」











「蓮……。お母さんね。貴方の将来について考えてたの。今のその…病気・・・・を背負って、どう生きていくか。」

「何かいい案はでたのかよ。期待はしてないけどなっ……」

「っ……。
蓮。貴方……安楽死って知ってる?そういう薬を飲めば楽に死ねるらしいの……。



・・・・・お母さんね。

蓮の体が日に日に動かなくなっていく姿、、見たくないの。大切な蓮が苦しんでいる姿をみたら、お母さん………蓮を早く楽にしてあげたいと思って殺してしまいそうになりそうだわっ!




……蓮は、どう考えてるの…?」
















かあさんの言葉に何も返事ができなかった

かあさんは生まれつきの神経系病気で、子供の頃から色々と覚悟はしていたが、理不尽な死が目の前にきたとき、人間の覚悟というものはあっけなく壊れてしまうんだ。

もろい剣はどう足掻いてももろいということ……。




俺は、死に片足入れて初めて自分が死を望んでいなかったことに気がついた

遅すぎないよな……























次の日
目が覚めたのは昼過ぎだった。
昨日母さんに言われた事をずっと考えていて眠りについたのは確か明け方の5時頃だったような気がする。

まだ頭が痛い……












俺はかあさんになんて説明したらいいのだろう……

俺がまだ生きたい。と言ったらかあさんはどうなってしまうのだろう……癇癪を起こしてしまうかもしれない。。






お昼ご飯を食べながら黙々と考えていた。














ガラッ!!


(ビクッ!)

「こんにちわぁー!!おばあちゃん!今日は折り紙して遊ぼぉー!」

………なんだかしらないけど見たこともない妙にテンション高い女が入ってきたぁぁ!!!!!





「ってアレ? おばあちゃんは?
 それに君誰……?」



人の病室で見事にボケかましやがったッ!!!!(ガーン)




「あんなぁ、お前こそ誰だよ…。此処は俺の病室だ。
部屋間違えてるぞ。」


「えっ……。アッ!!……本当だ。 えへへw間違えちゃった(笑
ごめんなさい//」


ちゃんとした常識はあるみたい
素直に謝ってるし

「別にいいよ。気にしてないから。
早くそのおばあちゃんの病室行ってあげたら?」

「うん。
アッ!!でも………あの…えっと……その……//」

「…………・・・??もしかしてあんた迷子??

「(コクッ)」

「………

  プハッ(笑
今どき迷子ってあんた面白いね!!(笑
あははッ!!腹痛いッ!!(笑

 そのおばあちゃんの病室何号室?(笑」

「アッ、えっと……269号室!」

「それここよりもっと上だよッ!!(笑
多分四階だと思うよ(笑 あとは看護婦の人にでも聞きなよww」

「(ドキッ) あっ、ありがとう//」

「どういたしまして♪今度は間違えないようになッ(笑」

「うん//
じゃあ!!



アッ、

また来てもイイかな……??
あたしも此処に入院してるの。一人でいると寂しいからいろんな人の部屋に遊びに行っててww」

「おう。また来いよ。俺も暇だし。」

「やったぁ!!じゃあまたね!」

「おう。」

急に現れたその彼女はとびきりの笑顔をして蓮の病室から跳ねるように出ていった。









蓮は軽く手を上げて彼女を見送った。








やべぇ。
あいつ結構可愛かったなぁ……//
ってか、折り紙って!!(笑)プハ!
まじ面白い奴!!


アッ、あいつの名前ってなんていうんだっけ……
聞くの忘れた……















でも、あいつのおかげで気分がだいぶ楽になった
人と話すのってやっぱり落ち着くんだなぁ……

しみじみと想いながら蓮はまた外をみた。今日は俺の気持ちに共鳴してるようだ……









晴れではあるけど、雲が多くで太陽が見え隠れしている

太陽が俺の中の光なら
雲が闇だ








昼ご飯を済ませた俺は、夕方には来ると言っていたかあさんがなかなか姿をみせないので心配になってに電話をすることにした。

まさか昨日のショックで寝込んでるなんて事はないよな・・・・

ベッドから起き上がって足を床につけて立つ。事故の時の体の痛みをズキッと感じた。




(くそっ…体が思うように動かない…)


二週間ぶりに自分の足で歩いたような気がする。
両足に自分の全体重がかかって、自分はこんなにも重かったのかと実感した。
・・・・・・・同時に命の重さを感じた。
しばらくの間、俺は病室のドアノブを持ったまま動けなくなった。



(ハッ!
俺はかあさんに電話しようとしたんだよ!!俺入院してから視点変わってんぞ……)





(うっ・・・・、よしっ。動けそうだ・・・)

ゆっくりと手に力を入れてドアノブを開こうとしたとき、外の廊下からかあさんの声が聞こえた。
(あれ。来てるんじゃん。んっ。良かった。)

「これから蓮の病室に行くんだ。そんな顔するな。蓮が心配するだろ。」
(おっ。おじさんも来てくれたんだ。久しぶりだな・・・・・)

「でも、お兄ちゃん・・・・。私昨日蓮にあんなこといって、会わせる顔がないし・・・。



 あの子の顔を見ただけでこの手が震えてくるのよっ・・!!
私、おかしいかしら・・・・?」

「・・・・おまえ。
昨日おまえが言った事はあくまでもたくさんある中の1つの道だ。
どうするかは蓮が決めることだ。
おまえは蓮の母親だ。
ちゃんとしろ。」
(うわぁ。おじさんきついこと言うな。俺のためなんだろうけど。。)

「お兄ちゃん・・・。わかってるけどね・・・・・。
私最近疲れちゃってて、何するかわからないわ。」

「あのなぁ。
いい加減にしろ。疲れてるのはおまえだけじゃないんだ。
ハァ。
本当・・・・
おまえには昔から手を焼かされるよ。」

「っ・・・・・・・!!
ごめんなさい。私ちょっとお手洗いに。」
(あぁ。かあさんもう崩壊寸前だな。 大丈夫かな?)



ガラッ

「おっ、蓮。こんなところで突っ立て何やってるんだ?(笑
ほら、まだ体は癒えてないんだ。
ベットに戻ろう。」


「あっ。はい。」

俺はおじさんの言われるがままベットに戻った。

さっきまでかあさんと腹黒な言い合いをしていたのに、俺に爽やかな笑顔をむけるおじさんは大人なのか、それとも極限腹黒なのか・・・・?

どちらにしても、ちょっと怖い・・・・



「蓮傷の具合はどうだ?」

「んー。まあまあです(笑」

「そうか、傷を早く治せよ!
病気の事は妹から聞いているぞ。
これから大変だと思うが、なにかあったらおじさんに何でも言えよ!!妹は役にたたないだろ。(笑」

「(わお。腹黒さが突き抜けてて、爽やかに見える・・・(苦笑))
あー。はい。有難うございます。

でも、、、


かあさんは役に立たないなんてことはないですよ。俺を女で1つでここまで育ててくれて・・・・・
本当に感謝しています。
持病を持ちながら子供を育てるなんて事他の人には真似できないですよ。
俺の1番尊敬する人です。」

「・・・・・・ハハッ。そこまで蓮に想われてて、妹も幸せだな。
でも、覚えておけ。
そういう幸せがある裏には、必ず誰かが苦しんだり、心を痛めてたりするものだ。
見えなくてもこの世には確実に存在するんだよ・・・・・。

まあ、こんなことを言っておまえの気がめいってしまってはなんなんだがな!ハハハッ・」

「・・・・・・っ。
俺は・・・あn「れーんーくーん!!!!!!!!!w遊びに来たよぉw」

「あえっ?!さっきの!! えーっと名前は・・・・」

「あっ、そっかぁ!あたし名前言ってなかったんだよねw
あたしの名前はぁさがぉっていうんだw遊びに来たよぉ!!」

「ぁさがぉかー。あっ、俺は蓮だからw」

「宜しくね!
・・・・って、えへへw今さら名前を教えあうなんて面白いねっ♪」

「確かに!ちょっとウケるかもなw」

「「あははw」」

「(ペッカーン!)…………んー。なんかおじさんおじゃまみたいだねー(笑
じゃ!2人で仲良くなってな!
またな!蓮!」

「あっ、えっ!?おじさん!何言って・・・・!」

ガラガラ
(あんな顔して笑う蓮は久しぶりに見たな。)

「おじさん何言ってるんだよ!! ごめんな、ぁさがぉ///」

「ううん!!//
えっと、、、何して遊ぶ?蓮君?」

「あぁー。うーん。そうだなぁ?ぁさがぉボール持ってるか?」

「あるよぉ!!ジャーンッ!!!」

「うわぁ、おまえどっから出したんだよ!!(笑
本当面白いのなっ。」

「面白いって!!
このボールいらないのぉ??(笑」

ぁさがぉはボールを蓮の前に突き出してニカッ。っと意地悪そうに笑って見せた。

「ぁさがぉ!おまえ!!!貸せよっ!遊ぶんじゃなかったのかよ!」

蓮は少し熱くなってベットから上半身を浮かせた。

「えへへwちょっと蓮君からかうことにしてみたのw」

「なッ!!おまえ!!あのなぁ!? ・・・・・・・・っ!! なめんなよぉ!!!!!!!!」


グッ!




蓮はぁさがぉの両手にあるボールを取るために、ぁさがぉ両手をグイッ。っと無理やり自分の方へとひっぱた。
ボールは空を飛んでぁさがぉの後ろに転げ落ちた。

「えっ!? あっ・・・・?!」

「っと・どうよ!力じゃかなわないだろーwってぁさがぉ足に力入れろよ!!(汗」

もともとそんなに力が強くないぁさがぉは少し蓮に引っ張られただけで大きくぐらついてしまった。

「オイ!ぁさがぉっ!!危ないからこっち来い!」


「だって!!えっ!?・・・・・わっ!?(汗」



ポンッポン、ッポン・


 ぁさがぉは目を閉じた。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・、、(沈黙)





「・・・・っん。ぁさがぉ。大丈夫か?」


「んー、ビックリしたぁー;;
って・・・・・・・、あわわっ!!  れっ、蓮君///!!」

蓮がぁさがぉを助けようとして自分のベットの元に引き寄せたため、蓮とぁさがぉが抱き合っているかのようなかたちになった。
蓮の優しさのおかげで後ろに転んで怪我をしないで済んだが・・・・・

「あっ///  ごめん・・・・。」

蓮はこの体制の恥かしさに初めて気づいて、パッ。っとぁさがぉと離した。

「んっ// いいのw 助けてくれてありがとう、蓮君//w」

「あっ。うん・・。」

「えっと・・・・・・・・///(わぁ//どうしよう!ドキドキが止まらないよぉ!!//)」



ピンクの空気が見えます!!!






「(この空気なんとかしなきゃ!じゃないと恥かしくてここにいてらんないよッ//)

・・・アッ!!はいっ!!!!/// ボールっ// 欲しかったんだよねッ!!w」

ぁさがぉはボールを素早く拾って蓮にパスを出した。

「えっ!?・・・・・わっ!!」

いきなりボールが飛んできて蓮はビックリしながらも持ち前の運動神経でパッ。っとキャッチした。

「ぁさがぉ危ないだろぉ!!!!」

「あはっwごめんごめんwって蓮君・・・・・!!?」


蓮はジーッとボールを見つめて・・・・。
「・・・・・・・・w

うへへッwボールはやっぱいいなぁぁ!!!!!!」

蓮は今までにない笑顔でボールと戯れていた。
そのギャップは凄い!!

「えーっと;;蓮君ボール凄い好きなんだね(笑汗」

「うんッ!!!!!!メッチャ好きッ!!!!!!!w
っ・・・・・・・・・・!!

あっ、俺今・・・・・//(汗」

蓮はハッ。として恥かしそうに顔を真っ赤にした。

「あっ。なんか蓮君戻ったw(笑」

「・・・・・うぅっ;;ごめん、ぁさがぉ//俺っ、ボールに触れると周りが見えないくらい嬉しくなっちゃうんだ//(笑」

「・・・・・ッ。

あはは!!!w
なんか蓮君の意外な一面を見た気がするっw蓮君って、普段は優しい感じだけど、面白い面もあるんだねっw」

「んなっ!!ぁさがぉ変なこと言うな!!!////
バカッ!!//」

蓮の顔はトマトのように赤さを増していった。

「あんま男をからかうもんじゃないぞっ!!!!」


「からかってなんかないよぉ!!(笑

ねぇ、蓮君本当に顔真っ赤だよ?
熱でもあるんじゃないの?」

「ハァ?あるわけねぇだろぉ!?//いい加減にしろよ!!//」

「んー、でも。」

ぁさがぉは蓮のおでこに自分のおでこを引っ付けた。

ピトッ・・


「うーん。やっぱり蓮君熱あるよぉ!!!!
あたし、看護婦さん呼んでくるっ!!」

蓮に背を向けて病室から出ようとした瞬間

「いいって!!」

 
パッシ・・




蓮はぁさがぉの手をしっかりと掴んだ。

「いいって・・・・・。俺、病院の奴ら好きじゃないし・・・・。
それに・」

「蓮・・君・・・・?」

「俺、、、余命1年なんだ。ほかって置いても、そのうち死ぬってこと。
ハッ。 バカらしいだろ?」

「・・・・蓮君。なんで?なんでそんなこというの・・・?おかしいよ・・・・・・!!
・・そのうち死ぬって何・・・!?
バカらしいって何!?一生懸命生きるのがそんなにバカみたいなことなの!!!!!!??」

ぁさがぉは目に涙を溜めながら必死で蓮に訴えた。

「・・・・・っ人が生まれてくるのって奇跡って言うだろ?
俺のかあさんが俺を生んだのも奇跡だし、かあさんがここまで俺を育てたことも奇跡だと想うんだ。
んで、今日まで俺が生きていられたのも・・・奇跡・・なんだよな・・・。
もともと、未熟児で生まれたから俺。
もう充分っつーか、奇跡で生まれた俺の最後はこれなのか。って思うと、バカらしく思えてくるんだよ。
・・・・・い、今までいろんな奇跡と愛貰ってこんな最後って本当にバカらしいよ・・な・・・・・  ハハッ。」

蓮は無理に作り笑いをしながら、瞳に涙を映した。

「蓮君・・・・ごめん。」

ぁさがぉは蓮をギュッ。と抱きしめた。

「わかるよ、蓮君の辛い気持ち・悲しい気持ち・・・・・全部。っ全部分かるよっ・
でも、まだ蓮君は此処にいるじゃない。
こんなに温かくて、心臓もちゃんとドキドキいってて・・・・・終わってなんかないんだよ。

あたしね、今こうやって蓮君と一緒いることが凄い幸せ。 どうしようもないくらい幸せなの・・・。
蓮君の人生はバカらしくなんかくて、あたしをこんなに幸せにしてくれる蓮君の人生は本当に素敵で、素晴らしいって、想うよ。
蓮君が奇跡で生まれてきたのならっ・・・・
蓮君が此処にいるのは運命(さだめ)って想おうよ・・・・・。
そしたら、あたし達が出会えたのも運命(うんめい)になる・・・・w
、、、ねっ・・・・?
 お願いっ、笑って・・・。」

ぁさがぉは涙を流しながら蓮を一層強く抱きしめた。

「・・・・・ぁさがぉ・・。
ありがとうな・・・・・w」

「ヒックっ、ヒック・・・ごめん。なんか意味わかんないこと言っちゃった・・・//」


「アハっw大丈夫だってwぁさがぉの伝えたいことなんとなく通じたから・・・w」

「うぐっ・・・・・。
やっぱなんとなくなんだ・・・//」

「まーなw(笑」

















































いつしか外は夜になっていて、夜空には三日月が浮かんでいた。少し開いていた窓の隙間から二月の冷たい冬風が入ってきていた。

こんな寒い日は久しぶりだった。
下の庭には医者がホットコーヒーを飲んでいたり、ときどきそよぐ風に木々達が踊っていた。


「ねぇ。蓮君。星って不思議だと思わない?」

「何で?」

「だって、何万光年もかけて地球に光に来て。
何がしたいんだろ?」

「ハァ?なんじゃそりゃっ! ぁさがぉってやっぱ変!!(笑」

「変って!//初めのほうは面白いって言ってたのに、変に変わったぁ!!」

「だって変じゃん!!(笑」

「んー!w」

ぁさがぉは怒ったように頬っぺたを膨らました。

「悪い、悪いw ぁさがぉからかってるの面白くてなっ!!(笑 

星が光る訳かぁー。わかんねぇーなぁー。」

うーん。と蓮は考え込んだ。

「もしかして、たまたま地球に来ちゃったとかじゃね!? って、その前に星に意思なんてあんの・・?ぁさがぉ・?」

「えっ!?わっ、わかんないよぉ!!」

「おまえもわかんないんじゃん!!wどっちもどっちだな!」

「えへへwそぉーだねw」




たわいもない話をしている時間が本当に幸せだった。何故こんな今日初めて出会った奴と仲良くしてんのか自分でも不思議でならなかった。
俺はいつしか、自分の病気のことも、かあさんのことも。
全部なんとかなるような気がしてきて。もしかしたら、この病気もぁさがぉといれば治るんじゃないかと思えてきて・・・・・・・
・・・・心が軽くなった気がした。































































次の日も、また次の日も。
ぁさがぉは俺の病室に遊びに来た。
俺が好きなボールや花を持ってきてくれたりもした。驚いたことに、俺達2人とも花の名前だった!
いつか此処を抜け出したら、お花屋さんやろうよぉw とか、子供っぽいことを言い出して。こいつ本当に17か・・?なんて思うこともあった。

3月になり、俺の病気は悪化し、本格的に摘出手術などを受けないと命の危険性があるほどまでになっていった。
体は確かに辛かった。

でも、ぁさがぉのおかげで笑っていられた。
ぁさがぉもまた、蓮君のおかげでもう一度リハビリを頑張るねっw と言ってくれた。

リハビリを終えたぁさがぉに
「頑張ったね。」
と言ってやると、嬉しそうにぁさがぉは笑った。

























































































「ねぇ、看護婦さん。下の階が騒がしいけど、なんかあったのぉ?」

ぁさがぉは点滴を変えに来た担当の看護婦に尋ねた。

「あっ・・うん。ええ。
ちょっとね。

難病患者の子の要諦容態が急変して・・・・・。
どうなるか・・・わからないって。
ぁさがぉちゃんは今行かないほうがいいと思うわ・・・・・。」

「えっ・・・?何であたしは。なの・・・・?」

「えっ!?あっ!!しまった!!!
えーっと、うーんっと。。。何でもないからね!(汗
じゃあ、ぁさがぉちゃん点滴するから腕をd。
って!!!!!!ぁさがぉちゃんどこ行くのっ!!!」

「嘘が下手すぎるんだよぉ・・・・・・・・」





ぁさがぉは駆け出した。
点滴を持って走るのは邪魔で、
素早く自分の腕から抜き取ると、そこから紅い血が垂れだした。
走ったり・騒いだり・興奮したりするのは治療によくないからと医師に言われていたが、そんなことはどうでもよかった。

「(きっと蓮君のことだ!!!嫌だっ!!嫌だよ、蓮君っ!!!)」





ガラッ!!!!

「・・・うそっ・・・・・・・・」



ピッ――ピッピ――――ッピッピ―――ッピッピ


「蓮くん意識レベルが低下していますっ!!!!」

「ゆず先生はっ!?!?」

「今オペ中ですっ!!!!」

「っ・・・・・!・・・・なんでっ!! ・・とにかく治療室へっ!!!」


やっぱり蓮だった。
蓮は吐血をしたらしく、ベットのシーツは真っ赤に染まっていた。
蓮の顔は真っ青で、それは、いつもの蓮の笑顔から想像できないくらい・・・・・・

「蓮君っ!!!!!!!!」

ぁさがぉはいてもたってもいられなくて蓮の元へ駆け出した。

「蓮君!!聞こえる!?あたしだよっ!!」

蓮の手をしっかりと握り締めて、ぁさがぉは神に祈るように目を閉じた。

「(お願い・・・・!蓮君をまだそっちには連れて行かないでっ!! まだ蓮君と一緒にいたいっ・・・!!)」

「ぁさがぉちゃんっ!!どいてっ!!蓮君を治療室へ運ぶのよ!!」

蓮のベットはもう動かせるようになっていて、周りの看護婦達はぁさがぉを蓮のベットから引き離そうとした。

「いやぁぁ!!蓮君助けてよぉ!!!!」





―    ―――― ―     


「ぁさ・がぉ・・・?」 
   
   ―   ―――        ― ―        




「さぁ、どいてっ!!!」

「いやぁっ;蓮君っ・・・・・・!」










ぁさがぉは蓮を静かに見つめた。
             
            ・・いとしすぎ・・・・・・
















ねぇ蓮君かくれんぼしよう
蓮君を探すから
絶対、何年かかっても探し出すから
逃げたら………駄目だからね
いなくなったりしたら駄目だからね
あたしをおいていかないでね


ぁさがぉは後ろを向いた。
 いーち、にーい……さ、……さーん

「早く蓮君を治療室へっ!!!一刻を争いますっ!!!!!」

ベットのローラーが動く音がする・・・・・


(ガガガガガ……)


看護婦達が俺らを引き離していく……

俺に背を向けるぁさがぉの肩は小さく震えていた



…泣くなよ…… ぁさがぉ…

悲しそうな顔……するなよ



…また俺の病室来るんだ……ろ…?






俺はおまえの近くにい………て…ぇ………



(ガガガガ…)

……やめてくれ


「急いでっ!!!!」




…な、な……………

パッ!!!

「蓮君っ!!聞こえるっ?!
あたしっ!!
……あたしねっ!!!
蓮君ことっ、大…s………っ……iっ…………!!!!!!!」



ぁ……さ……gぉ……

ぁさがぉはその場に崩れ落ちた
















































































































ぁさがぉは一人蓮の病室に残って夜空を見つめていた

病室は真っ暗で……ぁさがぉは一人…

「こんな日にフルムーンだなんてね
……蓮君」



冷たい3月の夜風が頬にあたって、神経の感覚を麻痺させる

「本名は蓮華草っていうんだ。」

ふと、蓮のベッドのネームプレートを見て呟く


本当に蓮君はあたしにとっての蓮華草だよ。




「こんなに「蓮華草」って名前が似合う人はこの世にいないね、蓮君………w」







キラキラ

眩しすぎるぐらいの星達も
夢の扉のような満月(フルムーン)も
今夜はすべて、貴方のためにだけに光っているんだよね…………








































病室のしみついた天井を超え
4階の俺の真上で寝ていた病人の寝顔を羨ましいそうにみつめ、屋上を抜け
俺はぁさがぉを想いながら空にのぼってく
大気圏を超えた
……ズッ、パキ――パキ、、、ドゥッ!!
体が裂けるのを感じ、そのあとすぐ勢いよく宇宙のいたる場所に飛んでいった



そうだ、、、わかったよ、ぁさがぉ…
星がなんで光るのか。

―亡霊の愛のしるし―
俺のように さけた肉体は
此処でまた一つになった時、最初で最後の光をはなつ。
それは愛しい人への光。
“愛の光”

ッ………かくれんぼは始まったばかりだろっ?ぁさがぉっ。

俺もさ
何年かかるかわかんねぇ。
道草するかもしれねぇ、ぁさがぉのように迷子になるかもしれね。

けど、俺は…
必ず此処に戻り 星になる

おまえのために 必ず…

愛のしるしをみててくれ





俺からおまえへの
――長い愛。





 













fin






































































○あとがき
こんにちわ!芽です!!(きゃべつはどこ行った。)
「短い愛」UPです♪
これまたUP遅くて本当にスミマセン!!モデル様方の拳がフルフルしてるよぉ;;;

デ!今回の「短い愛」はちょっと医療系を入れてみました。
蓮君の役の設定をどうしても不治の病にしたかったので、PCで色々調べながら書きました。(って、本当に芽はモデル様を殺しすぎだろ!!(汗)
あえて病名などを詳しく書かなかったのは、リアルに病気と闘っている人に失礼だと思ったからです。
自分なりに考えましたが、もし、これを読んで不快になられた方がいらっしゃいましたら本当にごめんなさい。

蓮君のボール設定がなんともいえない胸キュンでしたっ!!!
あと、本編でも書きましたが、蓮君とぁさがぉ。2人とも花の名前なんですよねぇ!!!なんか運命感じましたw(キモッ
モデル様を決定したときには、設定しか見てなくて、名前のことは全然気づかなかったんですよ、実は(笑
嬉しくなった芽は蓮君の花言葉を即、調べさせていただきました!!
そしたらなんと!!
すっごい素敵な花言葉!!!ww
つーsann様もこれを考えて名づけられたのでしょう!!!(勝手な妄想・笑

えーっと、本編の答えをいうようなかんじで言います!!!(何
「私の幸福」「あなたが来てくださると私の苦しみがやわらぐ」
ってかんじの花言葉なんですよねぇw
素敵スギ!!!まさに蓮君の設定にぴったりですね★☆
ほんま蓮君カッコイイッ!!!!

えーっと、蓮君の魅力は言い出したら止まらないので、この辺にしてw

蓮君とぁさがぉの恋を描いたわけなんですが、
あの2人にはいろいろと恥かしいことをサラっ。っとやってもらいました!!アッ!!でも、ぁさがぉは天然なんで、おでこをくっつけたり、抱きしめながら蓮君に笑顔になってと訴えるところも、「好き」って気持ちはあったと思うのですが
なんかこう。恋人同士がやるようなかんじでやってませんからね!!(作者グダグダじゃん!
蓮君の最初にぁさがぉを助けるシーンも、全て蓮君の優しさです!
蓮君は故意的にやるようなはしたない男では断じてございません!!!
そりゃぁもうかっこいいやつですよ!!
2人の恋はほのぼのと育まれていったわけですねぇ。
で、小説内で2人は生きてる間に恋人同士にはなれませんでした。
ちゃんと気持ちを伝えたのは蓮君は治療室に行く前なんですねぇー。
切ないぜ!!!!

でも、遠く離れても2人は想い続けるのです!!!
そういうお話です!!無理があっても二次創作なんでねッ(◎'v`$)
最後の「かくれんぼ」のやつはお気に入りなんですが、みなさんはどう思われました??お気に召しましたかネェ??(笑
蓮君の最後の語りは芽が中三の時・ヒッキー(笑)のときに考えた奴なんですよ。結構これもお気に入りだったりしてw
もし、本当に星がこんな理由があって光っているのなら、私達が夜空を見上げて和むのは思い込みとかじゃないよなぁー。って思ったりするんです。ありがとうと、言ったり。自然と涙がこぼれるのもいとしいあの人なのだからだと。
信じてみたくなったりしたのです。


って、今回あとがきなげぇよ!!
本編も極限なげぇよ!!
もう短編じゃないですね(汗
でわ!またラストの「愛情の絆」でお会いしましょう!!
UP目標は春休みが終わるまでに!!(もうモデル様募集してから1年たってんだから自分急げよ・笑)

蓮華草さま・本当にありがとうございました!
こんなに遅くのUPにもかかわらず、苦情の1つも言わず、本当に心のお優しいお方ですぅ・・・・!!
有難うございます!!
(ひそかに『仮装』にでてきたゆずちゃんも医者で出演w)

ヾ(o´∀`o)ノ゜+.вау вау゜+.

(コメントひそかにお待ちしてます・・・・w)

妄想(小説)
by 芽きゃべつ
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約束~a story puzzle~

約束~a story puzzle~

●出演 ☆ライト☆

   
   モコリン☆


   そひ


   えもにゅー

   
   朝顔









































































ラ:ねぇ……またうちら出会えるよね……?

ソ:当たり前だろッ!!

エ:大丈夫だよ。

モ:ぢゃあね、みんな……!!









◆◇◆◇◆◇◆◇
必ず僕らは出会えると信じていた

信じる心はリアルへと変わる



[約束]





◆◇◆◇◆◇◆◇

































あの時から五年たった今彼らは高校生になっていた。

街も目まぐるしく変わり、昔遊んだ公園も今は高層住宅へと変わった。


エ:そひ君待ってよぉー!

ソ:えもにゅー遅いぞっ!!俺にちゃんとついてこないとお前迷子になるぞ!!

エ:そんなこと言ったて……ッ、歩きと自転車じゃ!!ハンデがあり過ぎるよっ……!!

ソ:………まぁ、頑張れ(笑

エ:そひ君ー!!(汗

二人はどこへ行くのだろう?
残り少なくなって行く田んぼ道をちょうちょのようにヒラヒラと歩んでゆく。
その二人には何が写っているのだろう。



ラ:モコリンっ!!こっちこっち!!

モ:ライトっ☆ごめん!委員会が長引いちゃって(汗

ラ:会長さんは大変だねぇー(笑
あっ、もうこんな時間!モコリン!急がなくちゃ!!

モ:うっ、うん!!

この二人もまたどこかへと足を運ぶ。
忙しい日常の中にもいろんな楽しみはあるものだ。

モ:んー!!やばいやばいぃぃ!!ライトっ!
遅刻しちゃうよぉ!!

ラ:……っ、こなったらしかたない……!!
この自転車借りまーっす!!

モ:なるほど!!アタイも借りまーッス!!

ラ:うおぉぉぉ!!

モ:うらぁぁぁ!!


暴走自転車は止まらない。止まるはずも無い。でも、なんで二人とも自転車盗んじゃいけないって突っ込まないのかな?(笑


エ:そひ君ー……!もう僕歩けないよぉ↓

ソ:何言ってんだよえもにゅー!!お前男だったら根性見せろ!
ほらっ、もう太陽が真上にきそうだ!!急げっ!

エ:ちょっ、ちょっとぉー!!
僕泣くよぉー……??グスッ…(泣

ソ:っ……(困
んまぁ、これやるから泣くなよ。

エ:わぁ♪ペロペロキャンディーだぁ!有難うそひ君っ!!

ソ:(本当こいつ子供だな(笑)


もうすぐ太陽は真上に来る。その前にあの場所へ行かなくては。

地図はない。
地図は頭の中にあるから。決して忘れない。



ガガガガガガガ……
……ぐぅー。

ラ:うわッ、やばい!!うちの腹時計がなったってことはもうすぐお昼だわっ!!
間に合うかな!?

モ:ライトのお腹って凄いのねっ!!正確だわ!!だって今11時48分だもんっ!!

ラ:……腹が減っては戦はできぬっ!!
おっちゃんこれ貰うよっ!!

ライトは自転車で激走しながら八百屋さんからリンゴをひょいと盗って行った。

モ:確かに!!おっちゃん!アタイも貰うよっ☆

モコリンはバナナを盗った。


おっちゃんはというとあまりのスピードに何がなんだか分からず、後になってリンゴとバナナが一つづつ無くなっているのに気付くのだった。
でも、その前に二人に突っ込みの係りが欲しい。



進む,進め,進もう会いたい人達がいるから。

ソ:はぁ、はぁ、なんとか間に合ったか……??

ラ:そひーっ!!
モ:そひ!!

ソ:ライト!!モコリンっ!!
おぉーい!!

大きく降った手。
彼らがこんな風に手を降るのは二回目。一回目は……

モ:あれぇ??えもにゅーは?

ソ:えもにゅーなら俺の後ろに……ってイネェェェ!!!?!!

ラ:えもにゅー置いて来たのっ!?

ソ:いやっ……そんなことないよ……、最初はちゃんと一緒に来てたんだけどよ……えもにゅー自転車持って無くてさぁ、走って来て……ハハハッ(苦笑

ラ:そひの馬鹿ァァ!!えもにゅーのことだからきっと今ごろ道端で涙の水溜まり作って倒れてるわっ!!

モ:いいえ!!もっと酷いよっ!えもにゅーのことだから、交通事故にあったんじゃ!?今頃血と涙に塗れてるよ!!

ソ:おい…お前らいくらなんでもそれは行き過ぎなんじゃ……えもにゅーだって男だぜ??そんなこと……

エ:僕は此所だよぉー……(泣
死んでないからぁー。ライトとモコリン勝手に死なせないでよぉー(泣

ソ:えもにゅー!!

モ:えもにゅー坊や!!

ラ:えもにゅーぼっちゃま!!

ソ:Σおいっ。

エ:グスッ、、グスッ、、そひ君が早く行くから…僕凄い走ったんだから……
結局置いて行かれたけど、僕頭いいから一人でこれた……(泣

ソ:頭いいから……??(フルフル

ラ:あぁ、確かにえもにゅーうちらの中で一番頭良かったけ?(笑

モ:凄いじゃん!!えもにゅー!!かなり成長しなねー☆

エ:……うん(笑

ソ:おい。もうすぐだ。移動しよう。



彼らは公園から近くの廃校になった小学校の屋上へと移動した。

ラ:ふぅー。此所に来るのも五年ぶりかぁー……。

ソ:あぁ、懐かしいなぁー。

エ:こんなにも雑草が生い茂ってるよー(笑
ツルも伸び放題(笑

モ:みんな思い出に浸ってる場合じゃないんじゃない……??もうそろそろ来るわよ……っ。

ソ:準備はできてるさっ!!

エ:五年間何にもしなかった訳じゃないしね♪

ラ:来たよっ!!


キーンコーンカーンコーン……っ。

ブォッ!!
突風に押される。
学校のツルは彼らの前へと集まり人の形を作っていった。

ツル達が完全に人型を作るとツルの中が光をおびていった。
パキパキという音と共にツル達は粉々になって風に飛ばされた。

中から出て来たのは……人??

ラ:朝顔、久しぶり。

ア:ふぁー……、ライト、そひ、モコリンにえもにゅーも……。
もう五年たったの??

ソ:そーですよ姫♪姫も五才大人になりました。

ア:時がたつのは早いね。なんだかちょっぴり悲しいや……。
貴方達は本当に行くの?行きたくないから行かなくていいんだよ?

エ:朝顔さん……僕ら行きたくなかったら此所に今いませんよ(笑

ア:えもにゅー……

モ:朝顔ちゃんは考え過ぎなだよー!!アタイ達が怪我でもすると思ってるの??

ア:えっ、いや……でも、心配だよぉ……。

ソ:姫っ!!姫はもっと広い世界をみなきゃいけないと思う。俺らでできることがあるなら、空を救えるなら……姫は俺らを行かせるべきだ……。

ア:そひ……

モ:朝顔悲しそうな顔しないでよぉ!!
死ぬんじゃないんだから!!

ア:……あたし、やっぱりみんなが心配だよ!!あたしも一緒に行く!!

エ:えっ!?姫何言ってるの?!姫には姫の仕事があるでしょ!!

ラ:朝顔……人にはこの世に生まれ落ちた時からするべきことが決まってるの。あたし達は影を倒すという運命。
朝顔は不死身でこの世を善にする運命を背負ってる。
みんなが一人一人やるべきことをやって初めて水平になるの。朝顔にもわかってるはずだよ……??

ア:ライト……。
わかった、みんなの決意、無駄にしないからっ!!
あたしも頑張るね!!

ソ:それでこそ俺らの姫だ!!

モ:さぁ、朝顔!アタイ達を暗空(あんくう)へっ!!

ア:じゃあ行くよ!!ポータルッ!!

朝顔の両手を地につけ叫ぶ。
朝顔の手は光を放ちライト達をつつんでゆく。

ソ:じゃあな、姫!!

エ:必ず影を倒して戻ってくるよ♪

モ:アタイ達に任せて!!

ラ:朝顔・・・「約束」する。

ア:……うん。

瞬ッ!!

彼らの姿は屋上から消えた。
消えないものなら此処にある。
彼らとした「約束」


信じているよ……。




















この話は後々映画になった。

主役達はもう生きてはいないがやっぱりそこにちゃんといる。



映画のタイトルはもちろん「約束」




end























あとがき
はい!芽きゃべつです☆
小説UPが遅くなってしまって本当に申し訳ないッス↓
ここの過去日記をみていただければ分かるように、
芽きゃべつは凄い不安定でした↓
今回の「約束」については、
久しぶりの作品でうまく文章が作れなくなってるかも・・・・(笑
携帯で作ってて、最初はギャグ系作ろうと思ってたのですが、
最後に行くにつれて、シリアスになってしまいました。
1日目と2日目の差ですよね(笑
主役的な人はいません。
これはみんなが主役です。
何が言いたかったのかというと、約束するから頑張れる。
約束するから貴方の顔が思い出せる。
約束するから存在がある。
人は生まれながらにして、生きるという約束を親にしているんです。
愛情や仮装、平静と同じように命についての考え方の一種みたいに
とらえてくださったら芽きゃべつはとても幸せですw
モデルのみなさま、報告文がぐだぐだですみませんでした↓
夜ですっごく眠くて・・・(言い訳してんじゃネェー!!
モデルさま、皆様元気なお子様でとっても明るくキラキラした小説が
書けました!!(芽きゃべつがうへうへしながら書いたの間違い??笑
本当に有難うございました!!
良ければ感想をくださいッw
では、次回作で会いましょう!!

by芽きゃべつ
妄想(小説)
by 芽きゃべつ
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愛情~a story puzzle~
天にいた。





あたし達は継ぎ接ぎだらけの翼を背に




・・
それを追いかける。



手を伸ばし、背伸びをする。













‐悪魔の来日‐ あたし達の翼が壊れてゆく…






そして 耳元で囁く













[お前なんかに掴めるわけねぇだろ。]






あたし達が欲しかったのはそんな言葉ぢゃない。
















+。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。  





出演:いちご     
     
   ぁさがぉ 

   

+。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。  






























































































愛情~I WANT ONES WORD ~


あたし達二人の共通点‥‥
①さみしがり屋なとこ
②親がいないとこ
③孤独なとこ


はじめて会った時、あたしが感じた親近感を
いちごも感じてくれていたかなぁ?
ひかれあう磁石のように…でも決して互いに触れることのできない

天と地の様に……

この複雑な想いだけが残って行くだけなのかもしれない‐‐








あたしが家に帰るとまず最初に目にするのは真っ暗な部屋。
それはいちごも同じだよね。
スイッチを押して始めて灯がともる

(いちご今何しているのかなぁ?)
・・・・・・・・・・・・・・・・
小学校の頃、「家族について」の作文を書いたことがあった。
あたしは「家族について」なんて言われても、なんて書いたらあいのかわからなくて、クラスのみんなが嬉しそうな顔して書いているのをただただ見ていることしかできなくて……その授業が終った後、鉛筆が真新しいまま、始まった時の位置と同じ所にあったこと、結構ショックだった。
今も鮮明に思い出せる過去の1つ。。
























ジリジリジリッ……!!

「はうッ……!!」

ぁさがぉが慌てて辺りを見回すと、
目覚時計が自分の使命を一生懸命果たそうとしていた。

「あたし寝ちゃったんだぁ……」



今日は10月31日 ハロウィン
カレンダーには○が囲ってあり『いちご♪』と書いてある。
寝ぼけながらぁさがぉはケセにかじりついた。





パクッ・・・!!
(早く完成させないと・・・っ!)
















いちごとは孤児院が一緒だった。
やっと打ち解けてきたぐらいの時期
いちごは養子として引き取られていった。
あたしは親に捨てられてから周りの人がどこかに行ってしまうのが
怖くて怖くてたまらなくなっていたので、
いちごの場合も住所だけでもと言って聞き出し、手紙を送り続けていた。
そして今も、手紙は続いている。



ハロウィンは1年に一度。〈いちごに会える日〉兼〈いちごの誕生日〉
あたしの中で勝手に『strawberry. day』と名付けた。
10月31日はもちろんハロウィンってイベントがあるから、会う時は仮装するのがお決まり。


























朝食を食べ終わったぁさがぉはまた作業へと取り掛かった。
約束の時間は午後6時。  あと9時間。

(やっぱり服作りは難しいなぁッ!!  なんとか間に合うよね!?)
ガタガタガタッ・・・・・・!!
















































ぁさがぉのミシンの音が止まったのは午後4時。

窓の外は夕日が紅く燃え、現実を忘れさせるように綺麗な姿でリヴリー達を逃避させている。


「綺麗だなぁーw
ハッ!!あたしこんなこと言ってマッタリしてる場合じゃないよ!!早く支度しなきゃ!!」


ドタドタと家の中を走り回ること約30分。


「ふぅー!!よしッ!できたぁ♪ いちご元気かなぁ?」


満面の笑みをして「えへへw」と言った後







「/move 公園!!」


         バシッ!!









静かな公園の片隅へ飛んだ。
すでに夜になっていて目の前には大きな満月。
その月の中には、月を食べてしまったかのように小さく人影が映っていた。








「あっ!!いちっ・・・・・!!」



名前を呼ぼうとした瞬間、美しい歌声が聞こえた。























「いちご・・・・・??」






耳を澄ませば歌詞がわかる。
これは一番あたし達が辛かった時期・・・・一緒に作った歌だっ・・・・。
歌詞はとても人に言えるようなものではなくて、孤独感とか、憎しみとかがこもっていて・・・

ケド、メロディだけは光を捨て切れなかったあたし達の鼓動---- - - - -
































いちごは猫の仮装をしていた。
ぁさがぉの目に映るのは、悲しみに押しつぶされそうな野良猫・・


「いちごっ・・・」


歌が終わりいちごの元へ駆け寄るぁさがぉ。


「あっ!!ぁさがぉ・・・ッ」


いちごの目には涙のあとが残っていた。
目は真っ赤でやはり元気がない。
長く紅色のキレイな髪だけがういているように思えた。


「いちご・・・久しぶりだね。 歌そこで聞いてた。」


さっきいた場所を指差しながらぁさがぉは言った。


「そっか・・聞かれちゃったか。 ゴメン
あたし久しぶりにぁさがぉに会える日を泣き顔で・・・!
あぁ、文章もぐちゃぐちゃだっ・・・!!」


また涙をうかべ始めたいちごは、ぁさがぉにこれ以上情けない姿はみせないために背を向ける。









「なにかあった_??」


ぁさがぉはいちごの肩を優しく抱きながら囁いた。


「ううんっ。何もないよ。」


「嘘言わないでっ・・・・あたし、いちごのこと全部受け止めるから!!」



「・・・・・・・。ありがとう」








小さな肩が少し動いている。
ぁさがぉは目をつぶり前にいちごから貰った手紙を思い出していた。

☆:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:☆
ぁさがぉへ

こないだあたしを養子に貰ってくれたおじさんが他界してしまったよ。
大好きだったのに。
これからは一人ぼっち・・・・。
あのね。
おじさんがいなくなって、ふと気づいたの。
迷惑ばかりかけて、口ごたえばかりしていた。おじさんの考えに賛成もしていなかたし、素直になれなかった。
なんでかなぁ?ってよくよく考えたら、あたしおじさんのこと信じてなかったのかも・・・!!!大好きって言うのも、自分にとって好都合な人でお金をくれる人としか思っていなかったのかも・・・!!
そう思ったら、自分凄い汚い人間に思えてきてねッ__
引き取って、ここまで育ててくれたひとを信じてないなんてあたしゴミだなぁ。。って(笑

ごめん。凄く暗くなっちゃったね!!
じゃ、またね! 

 by いちご
☆:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:☆













































「ねぇ、いちご・・・」


「ん?」


「人って何で信じることを諦められないんだろぉ・・・?
あたし、人を信じること昔から怖かった。
信じてるよ。って言っても心の奥では、様子見とか、警戒とかしてたんだよね。
でも、やっぱり何かにすがりたくなるの。」


いちごはゆっくりと振り返り、ぁさがぉをみた。
(こんなことあたしは素直にいえないや。強いな。ぁさがぉ。)









「あたしが思うに、信じることを諦められないのは、きっと愛情に飢えてるからじゃないかな?
信じる=愛情をあげる人ってことでしょ?」


「なるほどぉ。。確かにそうだね」


ぁさがぉも深くうなずいた。
いちごは少し間をおいてからまたしゃべりだした。







「愛情・・・・あたしも欲しかったなぁ!
どんな・・ものなんだろ?  愛情って       
やっぱり、赤いのかなぁ? 」


いちごは目線を落とし、ギュッ!!と目を閉じた。
それをみてぁさがぉも目を閉じ過去を思い出す。


























消してしまいたい過去

 顔も知らない親

苦しかった幼少時代




(あたしの中ではもう整理できていることなのだけれど、やっぱり思い出すと苦しいなぁ・・・)



















ぁさがぉはゆっくりと目を開けた。
でも、その目には確かに輝きがあって、過去ではなく未来を見ていた。







「いちごっ♪」


今までの暗い雰囲気をかき消そうとぁさがぉはできるだけ明るい声を出した。
いちごはまだ暗い表情をしながらも、その大きな瞳をぁさがぉへ向けた。


「あのさっ!さっきいちご愛情ってどんなのだろ?って言ったでしょ!
今からあたしが見せてあげるよ!!」


ぁさがぉはニコッと笑うと鞄の中を探り始めた。
ゴソゴソ・・・


























「あっ!あったあったw」


そういってぁさがぉが取り出したのは治癒能力があるぁさがぉだからこそ持ち歩いていておかしくない医療用のメスだった。


「ぁっ、ぁさがぉいったい何するつもりなの?!」


不思議と不安がいちごの顔から読み取れる。


人差し指をだしながら
「愛情を見せてあげるカラw」






スッ・・・・・・・











一瞬にしてぁさがぉの人差し指から真っ赤な液体がフツフツと解放されたよに出てきた。










・・・イヤァ!!!!! ぁさがぉ!何してるの!?  ちょっ、血が!!」


「そんなにビックリしなくてもっ。大丈夫だから」
ニコッw



ぁさがぉの意外行動に驚き涙をうかべるいちごをやっとの思いで落ちつかせて、こうきりだした。


「いちごの探していた愛情はこれだよw」




えっ・・・?




「血って赤いよね。愛情と同じ色。
それであたし思ったの!!
愛情ってもしかしたらこの血液のことなんじゃないかって!
だとしたら、あたし達・もう愛情貰ってるよ・・・w
これがあたし達を生かしてくれているんだもんっ!
生まれたときから持ってるの・・・・・」




















「・・・・・・・名言だね(クス」


「・・・うん(照」









「ありがとう。ぁさがぉ・・・・」



































































ぁさがぉは恥ずかしそうに頭を上下に動かしてくれました。
あたしはやっぱり・・・うん。言わなくてもきっとぁさがぉには伝わってるはず。
ねぇっ。ほら!
こんなに近くにいる!あたしの近くにいてくれてる。
ぁさがぉは自分の言ったこと恥ずかしがっていたけど、あたし嬉しかったカラ(笑

今度会う来年のハロウィンは
カエルの格好なんかしてこないでねっ、ぁさがぉ!!(笑

    じゃあw  by いちご











――――END――――


































○あとがき
今回はめっちゃぁさがぉメインですね(笑
そしていつも通り暗いッスw
そして特別ゲスト!!いちごちゃーんw
可愛い②いちごちゃーん!!(キモ
ありがとうございましたw
私的な感情入りすぎてます。ごめんちゃい!!
ぁさがぉが姉さんキャラになってますね(笑
本当は妹的なのにねw
つーか小説アップするの遅いっていうね(笑
でも、一生懸命書いたから!!
コメント・感想待ってます!!






妄想(小説)
by 芽きゃべつ
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仮装~a story puzzle~
━歌が聴こえる
      
何ていう歌だろう。初めて聴く歌だ━











出演: ゆず
    
    六架 
   
    ぁさがぉ 

   

+。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。    +。::゚。:.゚。+。  












空が輝いている。

風が耳をくすぐる。

どうしてこんなにも世界は広いのだろう。

限り無く続く地平線が私を小さくする。























ねぇ、どうして?
どうして私はここにいるの?
私なんかいなくても何も変わらない。
‥‥誰だって考えたことあるでしょ?
「私が死んだって、泣く人なんて一人もいないんじゃないか」って。
大切な友達さえも信じることができない。
顔は笑っているのに、心は笑ってない。
心の奥のほうにある黒いモヤが渦を巻いて私の胸の中をかき回し、切り裂いていく。

 頭が痛い
     気持ち悪い

お願い、私をここから出して。真っ暗で何も見えないよ。




















気がついたら私の足は河川敷に向かっていた。私が住んでいる町で一番大きな川の河川敷。小さい頃からよく六架とここで遊んでた。

‥‥‥ヴヴヴヴヴ

突然バイブが鳴った。着信。六架からだ。


「もしもしゆずくん?あのさぁ、最近なんか元気ないよね?何かあったら何でも私に言ってよ!友達なんだからさ。」
(するどいな‥‥。)


「‥‥うん。ありがとう。何もないよ、、ただ。。。」


「ただ?」


「どうして私はここにいるのかなって。」


「‥‥‥。」


「私、何で生まれてきちゃったんだろう。もう疲れたよ。」


「ちょっとゆずくん?!」ブツッ ツーツー


はぁ‥ため息を深くついて空を見上げてみた。


「キレイだなぁー」

もう一度ため息をつく。
‥‥え?何か聞こえる。
何コレ? 歌??



声がする方を見てみる。

大きな木によりそうようにして女の人が座っている。

逆光で顔まではみえないけど、耳に大きな花のピアスをしてた。

紙が薄桃色でふわふわした女の人。

聴こえてくる声は透きとおっていて、でもどこか切なくて。

なぜだか心が摩り切れるようなかんじがした。








何時間が経っただろう。彼女がその場を離れた後も私は頭の中であの歌をくり返していた。

バタッ バタ バタ

大きな音がしたので振り返ると、そこには汗まみれの六架がいた。


「ゆ、、ゆずくん」


「六架‥‥」


「このバカッ」
        ガッ!!


「痛ッ!?ト、トンカチ?!」


「あんたは何考えてんのッわ、私は‥‥」


そこまで言うと六架は泣き出してしまった。

「私っゆずくんいなくなったらヤだよっ ‥‥大切な友達だもん‥!」


あぁ、この子は私のために泣いてくれるんだ。私にも、泣いてくれる人がいるんだ。こんな私でも生きていていいんだ。

「六架 私歌を歌いたい。誰かを幸せにできるような歌。」


あまりに突然だったので、六架はきょとんとした顔で私をみた。

「有名になりたいとかじゃないけど、歌で人を幸せにすることができたら‥‥「うん。ゆずくんならできるよ、きっと。」


にっこりと微笑んだ六架はとてもキレイだった。














空が夕日に染まる。風が耳もとでささやく。

私を小さくしていた大地が

今はこんなにも大きな愛で私を支えてくれている。










私がここにいる意味。

それを探して生きていけばいい。

スバラシイ人間になろうとなんてしなくていい。

ただ私らしく、生きていく。








































私は今 心から笑えてます。






         


































●あとがき
今回「仮装」は芽きゃべつの友達のパッツゥン(パツゥーンラッシュ)様に書いていただきました。
芽きゃべつもこれ読んでちょっと幸せになれたw
ゆくっりとストーリーが展開してってジワジワと温かみがでてくる作品だと感じています。
ありがとうね。パツゥーンラッシュw
妄想(小説)
by 芽きゃべつ
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プロフィール
HN:
芽きゃべつ
年齢:
33
性別:
女性
誕生日:
1991/02/18
職業:
高校生 アルバイター 
趣味:
映画鑑賞・鼻唄〈笑 
自己紹介:
こんにちゎv芽きゃべつだ!
カテゴリー
PYAY
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