again and again
　under lock and key

※気分が悪くなる可能性があるので、
元気な人は見ないように!!

大丈夫

大丈夫

大丈夫

大丈夫

大丈夫



‥‥‥‥。
本当に?
自分でも
わからない。

これは
嘘
なの
実
なの

虚実を探し求めた。

初めて声を出した時
僕は
強く
高く
拳を掲げた。
迷うことなく
瞼を
開いた。
入り込む光りに
眩しさなど
感じなかった。

何を
守ればいいのか
わかっていたのに。
着実に登った階段に
間違いはなかった。
ただ
もともとの階段の骨組みが弱かった。

あっという間に崩れ墜ちる。
微かな破片と一緒に
深い
深い
闇へと墜ちた。


そこには
違う世界があった。
なにも見えないと思っていたのに
僅かに
僕の瞳は
動きを捉える。
でも
僕自身がどうなったのかは
全く
わからなかった。

変わったのは
世界か
僕か。


僕の時計はゆっくり
世界の時計は速い
時差
異世界への入り口

ゼリー状の液体の中で
僕の嘘は剥がれ落ちていった。
大丈夫
なんて
嘘。
幸せ
なんて
嘘。
笑顔
なんて
嘘。
家族
なんて
嘘。
守ってくれる
なんて
嘘。
愛してる
なんて
‥‥。


目も耳も髪の毛も腕も
みんなみんな
剥がれ落ちていく。骨になった
僕は
骨まで嘘だった。
望んだパートナーの間に生まれなかった僕。

もう
疲れちゃったな
気付いたら
何も持ってない人生なんて
もう疲れた。
何度頑張っても
理解されなかった僕は
世界にどこにもいない
だろ?

姿なくした僕。
さようなら
僕。